DKはどんな発想から?

「食卓」というとこんなイメージが最初に出てきます。
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昭和の良き時代に家族揃って食事をする…。
映画の世界をイメージしてしまうのは私だけでしょうか?

ところでダイニングキッチンという発想はいつ位にうまれて、
どのような歴史を辿ってきたのでしょうか?



そもそもDK(ダイニングキッチン)とは和製英語で、
台所(kitchen)と食堂(dining room)の機能を1室に併存させた部屋をいいます。

1951年に旧建設省が定める「公営住宅標準設計」の規格51C型において、
台所を広めに作って食事室と兼用とし、
居室2つ(6畳、4畳半)を配する間取りが確立されました。

この規格51C型というのは、
建築家西山卯三氏の住宅研究の成果に基づくものであります。

人間らしい暮らしのため食事の場所と寝る場所は分け(食寝分離)
またプライバシーの観点から夫婦と子どもの寝室は分ける(就寝分離)
という2つの原則に基づき、
食事室兼用の台所(後にダイニングキッチン)を設けることで、
寝室とは明確に区別された食事の場所を確保しました。

その後、1955年に設立された日本住宅公団の標準設計(2DK55型)にも採用されました。

従来の一般の庶民住宅では、
先程の写真のように、
畳敷きの茶の間でちゃぶ台を囲んで家族が食事をしていました。
それに比べ、テーブル式の団地のダイニングキッチンはモダンな生活の象徴となりました。
しかしDKの発想は、
調理のスペースと食事のスペースを兼用とし、
住宅の面積を節約するための苦肉の策で取られたものとも言われています。

そしてダイニングキッチンが普及され、
生活水準の向上とともに、
ダイニングキッチンよりもゆとりのある広さの部屋として、
リビング・ダイニング・キッチン(LDK)が出来ました。



ところでダイニングキッチンとリビングダイニングキッチンの違いはわかりますか?

不動産業界では「不動産の表示に関する公正競争規約」に従って以下の決まりがあり、
それに基づき言葉の使用をしています。

~ダイニングキッチン~

台所と食堂の機能が1室に併存している部屋をいい、
住宅(マンションにあっては、住戸。以下同じ)の居室(寝室)数に応じ、
その用途に従って使用するために必要な広さ、形状及び機能を有するものをいいます。

~リビングダイニングキッチン~
居間と台所と食堂の機能が1室に併存する部屋をいい、
住宅の居室(寝室)数に応じ、
その用途に従って使用するために必要な広さ、形状及び機能を有するものをいいます。

これでは広さの定義がなく曖昧だったため、
不動産公正取引協議会連合会では、
2011年11月11日に次のように最低限の目安として指導基準を定めました。

~ダイニングキッチン~
寝室が1室の場合、DKは4.5帖以上
寝室が2室以上の場合、DKは6.0帖以上

~リビングダイニングキッチン~
寝室が1室の場合、LDKは8.0帖以上
寝室が2室以上の場合、LDKは10.0帖以上



意外な事に「日本の発想」から生まれたダイニングキッチン
皆様にとってDKやLDKの役割は何ですか?
どの位の広さが必要ですか?

役割や必要な広さが見えてくると物件の見方にも変化が出てくると思います。


【ブログ著者プロフィール】

安孫子 友紀
縁(えにし)合同会社 代表
http://www.enishire.com
https://www.zennichi.net/b/enishi-re/index.asp

2017年7月、東京都墨田区に事務所を構え、
同年9月より営業開始。
宅地建物取引業を中心に業務展開。

不動産の売買・賃貸・管理のみならず、
不動産活用の転用の等のアドバイス業務や、
移住・二住居政策の支援等も行っている。

メールでのご質問等も可能。
info@enishire.com

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https://peraichi.com/landing_pages/view/enishire


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