2018
9月
24日
先日「戸建向き」「区分マンション向き」という内容で投稿しましたが、
区分マンションといってもタイプは様々。
そこで4つのタイプに分けて、
それぞれの特徴を述べていきます。
特徴を見ると
「自分自身はどのタイプかしら?」というのが見えてくると思います。
まずは2パターンに分けていきます。
・大規模マンション(総戸数100戸以上)と小規模マンション(総戸数100戸未満)
・高層マンションと低層マンション
そうしてまた分解し、
下記の4つのパターンに分かれます。
1.小規模低層マンション:総戸数100戸未満のおおよそ5階以下のマンション
2.小規模高層マンション:総戸数100戸未満の比較的階数があるマンション
3.大規模タワーマンション:総戸数100戸以上の(おおよそ)20階建以上のマンション ※20階未満の物件もあります
4.大規模多棟型マンション:総戸数100戸以上で幾つかの棟に分かれているマンション
ではそれぞれどんなマンションなのか、
一般的な事ですが述べていきます。
1.小規模低層マンション:総戸数100戸未満のおおよそ5階以下のマンション
・閑静な住宅街に建設されるケースが多いのが特徴。
第1種・第2種低層住居専用地域に建設されることも多く、
高さ規制等があり景観が変わりにくい特徴もあります(条例等の変更が無ければ)。
・住戸数が少ないため、
住人の「顔」が見えやすいのが特徴です。
顔が見える分防犯上にもプラスになる事もあります。
また住戸数が少ないからこそ管理組合の合意形成がとりやすい点もあります。
・閑静な住宅街に所在するケースがあるので、
駅前等というケースが少なく、
駅から離れている場合もあります。
・小規模マンションなので修繕積立金が高くなる傾向も考えられます。
—こんな方にオススメ—(あくまでも独断の意見です)
・子育て世代:閑静な住宅地に建設されることもあり、近くに公園等ある場合も考えられるので
・もめ事が苦手な方:小規模マンションだからこそ意見がまとまりやすく管理組合の合意形成がとりやすいから
・戸建にしようか迷われている方:閑静な住宅地に立地されている場合は戸建のような街の雰囲気を味わえるため
2.小規模高層マンション:総戸数100戸未満の比較的階数があるマンション
・駅近の商店街があるような場所や都市部に比較的多いタイプのマンション。
小規模低層マンションより高さ制限が厳しくないところに立地しているケースが多いです。
・ワンフロアに3~4戸というケースが多く、
角住戸になる確率が高いのが特徴で、
プライバシー確保、採光、通風に恵まれるケースがよくあります。
・小規模マンションなので「無駄」と感じる(方もいる)余分な共有部分が少ないのも特徴です。
・土地面積は小規模低層マンションより少ない状態で建築出来る事があり、
土地の持分割合の面積(平米数)も少ないケースがあります。
・小規模マンションのため修繕積立金が高くなるケースがあります。
—こんな方にオススメ—(あくまでも独断の意見です)
・独身やDINS向け:会社員等通勤をされている方が多く、外出する際に駅近や都心の方が便利なため
・プライバシーを重視する方:人との交流が苦手な方等は低層マンションよりこのタイプだと思います
・年齢層は若年層:エレベータ点検等の際に階段を利用したりする場合、若い方の方が足腰丈夫と考えられるため
3.大規模タワーマンション:総戸数100戸以上の(おおよそ)20階建以上のマンション ※20階未満の物件もあります
・都心部などに建設されることが多く、交通アクセスに恵まれています。
・多世代型のとも考えられ、間取りは(物件によって異なりますが)1LDK~4LDK等様々で、
もし「終の棲家」という考え方をされるのであれば、
ライフスタイルの変化によって同じマンション内で買い替え等も検討できるのではないでしょうか。
・都心部等に立地されていることやタワーマンションの独特な価値を考えても、
将来的にわたって資産価値が維持されると考える方もいらっしゃいます。
・様々な設備、サービスがあり、
コンシェルジュがいらっしゃったり、
フィットネスジム、プール、宅配サービスやコンビニ等、
マンション内で役に立つ設備や、
ゲストルーム等がある物件もあり、
来客時にも役に立つような設備が充実されているケースが多いです。
・物件によっては、上層階になると固定資産税が高くなります。
詳細については別の機会に投稿します。
・将来の大規模修繕工事に疑問を呈する方もいらっしゃいます。
正直なところ未知数な部分があり今後の動向に注視する必要があります。
・設備が充実している分一部の物件では管理費も高くなる傾向があります。
—こんな方にオススメ—(あくまでも独断の意見です)
・富裕層の方:1億円越えの物件もあるので、現段階ではやはり富裕層向けというイメージは払拭できません
・不動産投資家:将来の資産価値の維持を考えての投資向けです(資産価値の維持の保証はありません)
・都心に通勤されていらっしゃる方:通勤時間が短く、自分自身の時間を増やす事が出来ます
・マンション内で色々な事を済ませたい方:設備が充実しているのでマンションから出なくても色々な事が出来ます
4.大規模多棟型マンション:総戸数100戸以上で幾つかの棟に分かれているマンション
・都心にも一部ありますが、どちらかといえば郊外型マンション。
最寄り駅まで10分以内のマンションもあれば、
バス便のマンションもあり様々です。
・旧公団分譲マンションもこのうちの一部に該当します。
旧公団は敷地を広く取り棟ごとが密集していなく緑も多くあったりする物件も存在。
ただし昭和30~40年代の公団は専有部分が40~60㎡程度と狭い物件が多く、
少人数家族向けと限定されますが、
それ以降の物件は「2戸1住宅」や「メゾネットタイプ」等間取りも様々になりました。
旧公団の歴史については機会をみて投稿します。
・物件によっては敷地内に公園があったり、託児所があったり、敷地内または近隣にデイサービスがあったり、
小中学校が隣接していたり等、
多世代にわたって生活できる環境が整っている場合もあります。
・タワーマンションに比べると施設が劣る部分もありますが、
その分管理費が低く設定されるケースがあります。
—こんな方にオススメ—(あくまでも独断の意見です)
・子育て世代:公園や小中学校、託児所があったりするケースではやはり子育て世代向きと考えられます
・高齢世帯:敷地内または近隣ににデイサービスがあったりするケースがあり、人生の先輩方にも住みやすい環境という場合もあります
・住む方が2世帯以上の方:2戸1住宅等はリノベーションのやり方によって2世帯住宅に変えられます(規約の制限があります)。
「マンション」と一言でいっても実は種類が様々。
戸建購入で予算が合わない場合、
中古の区分マンションを購入するという方法もあります。
4つのパターンのうち自らがどれに適しているのか、
適している物件があった場合はマンションも視野に入れられる、
という発想が出てきます。
考え方に柔軟性を持つことも大事ですね!
【ブログ著者プロフィール】
安孫子 友紀
縁(えにし)合同会社 代表
http://www.enishire.com
https://www.zennichi.net/b/enishi-re/index.asp
2017年7月、東京都墨田区に事務所を構え、
同年9月より営業開始。
宅地建物取引業を中心に業務展開。
不動産の売買・賃貸・管理のみならず、
不動産活用の転用の等のアドバイス業務や、
移住・二住居政策の支援等も行っている。
メールでのご質問等も可能。
info@enishire.com
ブログ等の一覧は…
https://peraichi.com/landing_pages/view/enishire
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